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7 欲しかったものの答え。
………キスはもう一度、降りてくる。まさきは抵抗しなかった。
目まいの中、耳に飛び込んでくる、宇宙での爆撃音。シャトルからは多分 炎が上がって
て、エマージェンシーのアナウンスが艦内に鳴り響く。
…甘いキス。…ちいちゃんのキスは、キスってこんな感じかな、と想像していたようなキス。
「…ん、………っ、…ぅ、」
身体はどんどん、カウチソファに沈んだ。
…けれど、触れている身体と身体は、とんでもない安心感をもたらしてくれた。
おかしな感覚。頭は極限まで張り詰めていて、なのに感覚は溶けそうに揺らいでいる。
バラバラになりそうな思考で、もういいか、このまま流されても、とさえ思う。
それで 彼の心を自分に繋ぎ止めておくことが出来るなら。
ちいちゃんの顔が見えない分、そう思えたのかもしれなかった。
─────けれど。
ちいちゃんの手は、腰の辺りからまさきのパーカーの中に滑った。
「ウソッ!」
ビクリと跳ね起きたまさきに、ちいちゃんも驚いたように身を起こす。
「な、何してんだよッ ?! …今 何しようとした… ?!」
驚き顔はちいちゃんも同じだった。
そして その見開いた目は、次に苦笑に変わる。
「…まさき、寝よっか。…何もしないから。」
よく考えてみれば、昨夜まさきは ろくに眠っていなかった。
ちいちゃんの昇段試合の事を考えていて、何となく同じ事ばかりが頭の中をぐるぐると
回り始め、うとうとしている間に朝が来たから。
…初めて入る、ちいちゃんの部屋。階下のリビング同様、まるでカタログ雑誌の部屋。
雑誌や機材がちょっとちらかっているけれど、スタイリッシュなセンスのモダンテイスト。
予想外だった。
ベッドの中は、何となく彼の香り。顔を背けるように、先にベッドに潜り込み、上掛けを
被るまさきの背後で、ちいちゃんがベッドに足を掛ける。
そして、後ろからまさきに腕を回して抱いた。…大きなぬいぐるみを抱くみたいに。
「…大丈夫、何もしないしない」 おやすみ、と。
抗議する暇も与えられず、会話はそう締めくくられた。
心臓は、口から飛び出しそうなほどバクバク言っていた。
…ちいちゃんの存在を、背中一杯に痛いほど感じる。
息苦しくて、息があがる。ため息を押し殺す。
呼吸の仕方を忘れてしまったみたいに、自分の身体はロボット状態。
うなじに、彼の前髪がかする。
「…なぁ まさき、オレの事好き…?」
彼の腕は、まさきのパーカーの上から、みぞおち辺りを抱いている。
きっと、飛び出しそうな忙しい心臓は、彼の手のひらに届いてしまってる。
…それだけで、恥ずかしくて悔しい。顔から火が吹きそう、今にも。
「…『嫌いの反対』 って、『好き』 でいいの………?」
「……………。」 まさきは、寝たフリをした。
彼の、みぞおちに回されていた手は、何となくその周辺を撫でる。
目をかたく伏せたまま、まさきは息を殺した。
そのまま手は、胸の辺りにも時折かすめてくる。
気のせいかもしれない。
でも、酸素欠乏症になる。
「─────………、」
どれくらい、そうしていただろう。
気を抜けば眠りに落ちてしまいそうな程心地よい温もりの中で、それでもうごめく指に
神経は張り詰めていた。
何もしないなんて言っておいて…!何もしないって言ったクセに………!
背後に居る卑怯者は、やっぱりこんなことしてくる。
だけど、寝たフリを決め込んだまま、まさきはじっと身を硬くした。
やがて、さっきのカウチでのように、手はパーカーの裾から入ってくる。
素肌に触れる、指先。わき腹に初めて感じる、自分以外の誰かの指。
振り払えないのには、訳があった。
…だって、ちいちゃんの指先から、溢れるような愛情を感じてしまったから。
これがなければ、とっくに振り払ってるのに。
皮肉な事に、今痛いほど彼の想いをリアルに感じてる自分が居る。…この確信が
欲しかった。
ちいちゃんは、本気だ。
……………そして、自分も。どうしようもない位、ちいちゃんの事が好き。…愛してる。
「─────…、ッ、」
ビクリ、とわずかに身じろぐ。…だけど、寸でのところで声を殺す。
や、やだ………、どうしよう。
スポーツタイプのキャミソールみたいなブラの上から胸の上をまさぐられた。火を吹きそうに
熱い頬。何も出来ず、硬直したままの油切れしたロボットの身体。
怖いような焦りが喉元までせりあがる。
…このままここから先、どうなってしまうんだろう、自分は。
「……………ッ !!」
いきなり下着の中に手を入れられて、さすがに肩をすくめ、身を捩った。
「ア………ッ、」
逃げようとして、首筋を噛まれる。…そのままそこに唇を這わされ、こめかみに汗が
吹きだした。
肌が粟立つ。怖くなる。
「ち、ちいちゃん…ッ、」
切迫した声はうわずっていた。それでも彼は手を緩めてくれない。
後ろから強く抱きしめられて、戸惑いはますます波高を上げ、まさきを飲み込んだ。
「あ、…ァ、」
みぞおちから恐怖が上がり続ける。まるでジェットコースターの頭頂部。今から一気に
滑り落ちる前の、一瞬の間。
ガチガチに固まった肩口にも、彼の舌が触れた。
「………離せよ…ッ、」
「…ダメ」
「何で…ッ、何もしないって………、」
「気が変わった」
「…ッ、何それ、ズルい…ッ、」
彼の左手は胸に。右手はわき腹に。
…そんなとこ触られている、と思った途端、また死にたいような羞恥が襲いかかってきた。
素肌の上を往き来する長い指。肌は悲鳴を上げそうなくらい、ザワめきたっている。
胸の先端を、指が掠める。
「…まさき、オレの事好きか…?」
ちいちゃんの声は、柔らかい。…だけど、衝動を堪えているから、低くくぐもっていて。
いつもの彼の声とは、全然違った。
「…嫌いだ…ッ、もう嫌い、嫌いになった、今」
耳元にも、唇を這わされ、耳たぶを甘噛みされる。
ここをこうされると、もう肩に力が入らなくなり、ますます彼の都合のいいまま、身体は
彼の胸の中に沈んでゆく。
「卑怯だ、卑怯者…ッ、お前昔っからそうだったもんな…、」
喉元までせり上がる、得体の知れないザワめきと闘いながら、まさきはそう口走っていた。
彼の指は、離れてくれない。ますますまさきの胸の上を這う。
「…そんなオレとつきあうのは、お前のプライドが許さない…?」
「そうだよ…っ、ズル賢い卑怯者ッ!」
白濁してくる脳で、まさきはあの日の事をまた思い出していた。
家の前の道から、2ブロック先の角まで。
小学1年生の自分と、隣りを駆ける2年生のちいちゃん。
勝負は互角、ゴール前まで二人は並んで走ってた。…そして。ゴール直前、失速した彼。
よろめいたちいちゃんを横目に見ながら、そのまま駆け抜けたまさき。
勝利の、弾けるような気持ち。
……………そして、それを砕かれた、ついこの前。…知った真実。
「…だってオレ、お前と仲良くしたかったんだもん」
ちいちゃんの声は、背中でくぐもっていた。
…一瞬、強く抱きしめられる。回されていた両腕で。
「………えっ、」
まさきは今の言葉を頭の中で繰り返した。
「…だってお前、いつも突っかかってきてさ、オレの事まるでかたきみたいにケンカ売ってきて
さ、…オレ、ホントはもっと普通にお前と仲良くしたかった」
「……………。」
だってだって。仲間に入れてくれなかったじゃないか、ちいちゃんは。
いつも近所の男の子連中と連れ立って。オレの事は仲間外れだったじゃないか。
「…違う、お前がオレにケンカ売って来てばっかりだったんだ、オレ内心困ってたもん、どう
対応したら機嫌直してくれるのか分かんなくて」
ちいちゃんは否定する。
「お前はオレを負かす事ばっかり考えてて、オレに仲良くさせてくんなかった」
「 ウソ、」
まさきはますます困惑にうろたえる。
「そしたら、うちのオヤジがオレに言ったんだ。明日の駆けっこで、まさきを勝たせてやれ、
って」
「─────…。」
「もちろん、ガキのオレは嫌だって言った。」
「……………、」
「そしたら、お前が負ければ、きっとまさきは お前を敵だと思わなくなるぞ、って。」
───…そんな。
「…オレはあの駆けっこの後、オヤジに抗議したぞ。…まさきは変わらないじゃないか、って」
「……………………。」
「…まさき、あん時 お前、何考えてた…?」
問われて、返事が出来なくなる。
引き寄せられ、まさきは肩を上から押さえられた。
見上げると、その先に自分を見下ろしてくる真摯な瞳が揺れていた。
「……………、悔しかった、オレを認めないちいちゃんが」
「…認めてたよ」
「………認めてない。…オレがどんなに証明してみせても、お前はオレを仲間にしてくれ
なかった」
「…証明って?」
訊き返しながら、彼は当時のまさきを振り返る。
…そう、確か男友達の中に加えろと いつも叫んでいた事を思い出す。
揺れる眼差しは、まさきを見下ろしたまま、告げた。
「だってお前、男じゃなかったんだから しょうがない」
「………ッ!」
まさきの目が鋭くなる。制するように先に彼の唇が彼女を捕らえていた。
彼の下でもがく肩。けれど、手をゆるめてはやらない。思い知らせるように彼は言う。
「だって ホントの事だろ、まさき、オレは一度だってお前の事 男だと思った事なんて
ねーよ!」
「─────………ッ、」
まさきが、唇を噛んだ。
これだ、まさきが拒み続けていたもの。
この感覚を味わわされるから、ちいちゃんとはつきあえないと思った。
奪うように強引な手は、さっきとはうって変わって余裕を無くしたようにまさきを求めてくる。
「…ッ、こんなんサイアク…ッ、」
眉間に皺を寄せ、まさきは彼の身体の下から逃げようともがいた。
そうすればするほど、力の差を見せつけられ、ますます惨めな気分に陥る。泣きたくなる、
情けなさに。
「もういいじゃん…、やめようよ こんなケンカは…」
長い長い、ちいちゃんとまさきの確執。
何度目かの、奪うようなキスの後、彼はささやいた。
「まさきが好きなんだ…、どうしたら分かってくれる…?」
───…そんな事、分かりすぎるほど、分かってる。
…彼の指から、唇から、その温もりから嫌と言うほど、伝わってきてる。
きっと、クリアすべきなのは、自分自身との闘い。
「まさき、お前がどんなにあがいてもさ…、きつい言い方かもしれないけど、お前は女から
逃れらんないじゃん…、」
「うるさい、」
指は再び、衣服の裾を割る。
パーカーをたくし上げられ、まさきは火がついたように抵抗した。
「 あッ!」
白いわき腹に、キスされる。
薄暗く青い部屋の中、外気に粟立つ肌の白さだけが、浮き出した。
無駄な肉などどこにもない腰の辺り。
起き上がろうとする額を、もう片方の大きな手に押さえつけられる。
髪に、その指が触れた。
「…けど、いいよ…そんな女がイヤなら、お前いっそ性転換でもすれば?」 …それでも
オレは。
ちいちゃんが続ける。
「お前のこと、きっと好きでいるからさ」
「─────…ハァ ?!」
「女だからとか男だからとか抜きでさ。オレはまさきが好きなの、それでいい…?分かって
くれる…?」
舌は、だんだん上へと上がってきた。
柔らかく触れてくる唇。
下着ごと鎖骨まで衣服をたくし上げられて、そのまま胸を吸われた。
大きく胸が上下した。
…こめかみの奥が、焼け爛れてる。溶け出した思考、上がる息。
回された強い腕が、愛しげに背中をたどる。幾度も。のけぞるように反った腰にも、指先
は触れてくる。
…やっぱり、そこからは涙が出そうなくらい、愛が溢れていた。
どうしていいのか分からないまま、何だか切なさに押しつぶされそうになる。
もういい、だって ちいちゃんを好きなんだから。きっと嫌いになんてなれないんだから。
そう思うと、まさきの目じりに涙が滲んだ。
手を伸ばしても届かないちいちゃんより、こうして向き合っているちいちゃんのほうがいい。
頬に、キスされる。涙の溜まった目で、その方向を流し見た。息を呑むような顔をした彼が
まさきを見ていた。…目じりにも、唇がそっと触れてくる。
もう何度口唇付けたのか、数えられなくなっていた。
キスを受けながら、慣れてるよなぁ、そんな事が、回らないまさきの脳裏をかすめた。
溶かされた脳は、もう彼の行為を頭で追えなくなっていた。
感覚だけが支配してくる世界。
キスに酔いながら、彼の手が自らのジーンズに掛かるのを力なく制する。
…力なく、というのは、力を入れたくとも、もう入らないせいで。…後は、思考の回転速度
があまりにも落ちているから。
あ、何しやがんだ、こいつ…!
そう認識した時にはもう、遅かった。
「み、見んなよ…ッ、」
「見ない見ない」
彼は唇を重ねたまま、微笑ってつぶやく。この余裕がしゃくに障る。
「…ちょっと待って、」
彼がどこから取り出したのか、その四角いフィルムを口で噛み切った。
途端に恐怖が再び戻ってきた。
見透かしたように、「怯えない怯えない」 そう微笑われて、またカチンと来る。
「お前ッ、やたら慣れてない… ?!」
そんな嫌味を口にするのが精一杯。でもそれも、返事代わりの激しいキスに飲み込まれ
た。
「………っン、………、───…ン、んぅ、…あ…、」
口内を荒らすようなキスに翻弄され、脳を更にかき乱された。
上あごをなぞってくる舌先のくすぐったさに、逃れようと身を捩る。彼はまた追ってくる。
髪を押さえられ、あごが反る。
呼気を求めて首を捩るけれど、決して その唇は離してくれない。
…長く続くキスに、何が何だか分からないまま。
─────…あ、そう思った瞬間、いとも簡単に一つになっていた。
「─────………。」
目を見開き、驚きのまま 瞬きも忘れているまさきに、ちいちゃんは苦笑した。
「…ッ、お前…っ、…可愛い、可愛すぎる…、」
後から、痺れるような痛みの波が来た。
「なぁ、これって………、」
耳元にキスする唇が告げる。
「残念でした、貫通式してしまった」
「……………ッ」
「わッ、殴んなよッ ?!」
真っ赤な顔して振り上げた拳を そのまま小刻みに震わせている彼女。
「あーあ、嫁入り前に こんな事に」
舌を出し、いたずらっ子は肩をすくめて そのまま身を起こす。
そしてまだ身につけたままだった自らの衣服にクロスした両腕を掛けて、一気に取り去っ
た。
むき出しになった尖った肩のラインに、にわかに恥ずかしさが込み上げて、やはりまさきは
そこから逃れようとする。
「ダメダメ、ホラ、」
そんな彼女に両腕を伸ばし、彼は彼女の首や脇に溜まっていた衣服も、そのまま首から
抜いた。
真っ赤になっている揺れる視線を 壊れ物のように抱きしめる。
額の髪を払って、そこにも彼は口唇付けた。
ますます瞳を泳がせる彼女が愛しくてたまらなくて。
「─────…まさき、好きだよ………、」
「…クソ、こんなの詐欺だ…ッ、何もしないって…、」
彼の腕の中の彼女は、苦し紛れにそんな憎まれ口を利く。
「男が何もしないって言う時は、絶対何かしてやるって時なんだ、お前も性転換するなら
よく覚えとけ」
そう言って耳元で笑われて。
唇をかみ締めたままの彼女の耳までが 赤く染まった。
そのまま ゆっくりと押し進んでくるそれは、痺れと痛みを伴ってまさきの眉を苦痛に歪めた。
「痛い…?やめようか」
「───…ッ、やめないクセに………ッ、」
「…よく分かってきたじゃん、…うん、もうやめらんない、ごめん」
「謝るなよッ、…卑怯者………!」
「…責任取るから、許して」
まさきの唇はわなないた。
噛み締めて耐えても、それは震えた。
反らした喉に、いたわるような唇が降った。
気が付けば、シーツを握り締め、耐えていた。
そんな彼女の手首に、彼が手のひらを重ねてきた。
「うん……………、」
誰かが、先ほどから鼻先や、額に触れていた。くすぐったくて、寝ていられない。
まさきが顔をしかめ、ようやく重いまぶたを上げると、肘枕で自分を見下ろしていた眩しい
瞳と目が合った。
「───…!」
後ずさる。…実際にはほんの1cmほど。
朝の眩しく白い光が、ブラインドを上げたままの窓からまっすぐに降り注いで、シーツを
きらめかせていた。目が痛い。
「…っわぁ、カンベンして…、」
意識がはっきりしてくると、上掛けごと、まさきは彼に背を向け丸くなった。
寝顔を見られていたかと思うと、それだけでも屈辱的な気分になる。
羞恥に首から上全部が、一気にのぼせたみたいだった。
そんなまさきの髪を、後ろの手はそっと何度も手グシで梳いた。やっぱり、その指先からは、
彼の愛が溢れていた。
─────ひと呼吸置いて。…昨夜の事がフィードバックしてくるごとに、心臓をかき
むしりたい程の、困惑。後悔。割り切れない、しかもやり場の無い憤り。
夢だったことにしたい、出来る事なら。
「そんな恥ずかしい…?」
背後から落ちてくる低い声。
そういう事訊かれると、余計に恥ずかしい。やめて欲しい。
…それに、ちいちゃんの声は、彼の声じゃないみたいに、ソフトでセクシーで。…まるで、
恋人にささやきかけているみたい。
…そう思って、余計に脳がのぼせた。
「なぁ、お前はオレと付き合うより、親友とか、同士とか、そんな関係がいいの?」
「……………?!」
いきなり何を訊くのかと、思わず赤い顔のまま、眉間に皺を寄せて彼を流し見る。
頬杖を付いて見下ろしたままの体勢の彼は、「だったらオレはそれでもいいけど?」 なんて
口にする。
─────…バッカ、今さらなんだよッ、ヤッといてそれは無いだろ ?!
目で睨みつけながら訴えると、「…それはないか。」 と心の声を反復された。
「………まさき。」
「───何だよ」
無愛想に低く返すと。
「…キスしてもいい?」 そう問い返された。
…結局、何だったんだろう、彼と自分とのこの16年間は。
…何に意地張って、何に悔し泣きして…何をそんなに守りたいんだろう、オレは。
───…だけど、まぁいいや。
だって、やっぱりちいちゃんの唇や長い指先からは、愛が溢れてくる。
多分、これが欲しくて仕方なかったものだから。…うん、これが答え。
どうやら、マジにオレ達はいずれ夫婦になるみたいだ。
───── だって愛しすぎるから。・終 ─────
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